隣船寺の歴史

隣船寺は臨済(禅)宗、大徳寺派の寺院です。

永禄九年(一五六六年)に宗像大宮司家の武将、占部甲斐守尚安が、許斐山守城の戦いで絶命した長子、尚持の菩提を弔うために建立されました。建立当初は神湊の井牟田に、承福寺(宗像市上八)の末寺として建てられた小庵でしたが、慶長期以降、神湊の人口増加や漁業、廻船業の隆盛により一寺として独立し現在の地へ移転しました。又、漂泊の俳人種田山頭火が当寺第十六世宗俊和尚と親交が深かった為、山頭火生前唯一の句碑【松はみな枝垂れて南無観世音】が残されております。禅の教え「とらわれない心」を基に檀信徒、地域の皆様と共に日々寺の営みを続けております。

rinsenji
rinsenji

松はみな枝垂れて南無観世音 

-山頭火

E13673A9-0D92-418E-AC66-BE45AEB00767